みんな大好きな鶏の唐揚げですが、発祥の地は知ってますか?
調べてみると長い歴史の中で、唐揚げが生まれてきたことがわかりました。
今日は唐揚げの歴史を紹介していきます。
唐揚げの発祥の地はどこ?
今でいう鶏の唐揚げが生まれたのは、昭和7年(1932)の頃、
東京銀座の「三笠会館」から生まれました。
もともとはかき氷店でしたが、お店の経営の不振になり、
経営を立て直そうと、料理人通しでアイデアを出し合うことで、
中国の豆腐の揚げ物に習い発想したものが由来になります。
そのため、唐揚げ発祥の地は大分県ではありません。
どうして宇佐市や中津が有名?
では、大分県宇佐市や中津はどうして唐揚げが大人気となっているのでしょうか。
当時の時代背景を紐解いていくと意外な事実がわかりました。
戦時中、戦後の食糧難に備えて国策として多くの養鶏場が作られていきました。
養鶏場が多くあった、大分県の北部地方(宇佐市、中津含む)は
鶏肉を使った数々の料理が作られていきました。
そんな中、唐揚げが始まったのは、
昭和30年代に大分県、宇佐市の「来来亭」が唐揚げ定食を出したことがきっかけです。
それから宇佐市、中津へと唐揚げの製法が知れ渡ることになりました。
ちなみに「来来亭」は現在も営業を行なっています。
パリパリでジューシーですよ!
- TEL: 0978-32-0556
- 住所: 大分県宇佐市四日市72
- 営業時間: 11:30~14:30 18:00~21:00(L.O.20:30)
- 日曜営業
- 定休日: 火曜
また、「来来亭」の向かいにあった「庄助」という居酒屋に頼まれてレシピを公開し、
その後、テイクアウトの専門店として売ることとなりました。
なので、大分県宇佐市は唐揚げ専門店の発祥の地ということになります。
「庄助」ですが、残念ながら今は閉店されてしまっているようです。
その後、隣の中津市まで伝わり、唐揚げ店舗は60以上になりました。
数々の唐揚げのお店があり店舗の多さと質から、
中津市は唐揚げの聖地と呼ばれるようになりました。
まとめ
- 唐揚げ(鶏肉)の発祥は東京都銀座:三笠会館
- 唐揚げ専門店発祥は大分県宇佐市:庄助
- 唐揚げの聖地は大分県中津市
みんなに愛され続ける唐揚げ、
その発祥の地が東京だったとはなんだかびっくりですね。
宇佐市や、中津市の唐揚げは古くから伝わる伝統のお店も多いので、とても美味しいです。
近くに寄った際はぜひ、ご賞味あれ。