実際、一人暮らしをしている社会人の友達を自由に呼べる、家族に文句を言われない、毎日好きなものを食べられるなど、魅力満載の一人暮らし。一方で、孤独を感じる、体調が悪い時不安を感じるといった憂いもあります。

公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)、公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)では、2018年「一人暮らしに関する意識調査」を、「現在一人暮らし中の方」「今後一人暮らしをしたい/予定がある方」の2層を対象に47都道府県、合計2,800人のインターネット調査を行いました。

調査より、一人暮らし意向者は100%。一人暮らしをしたいと思っていない人はいませんでした。

今回は、上記調査を中心に一人暮らしをしたい理由について、29歳までの回答を中心とした調査結果から考察していきます。

一人暮らし理由トップ3

①人間関係に気を使わなくてよい

「いつ帰るの?」「ご飯いるの?」「こんな時間までどこ行ってたの?」などと問い詰められることはなくなります。また、年齢重ねていくつれ、「いい人はいないの?」「結婚はいつ?」「孫が見たい」などどうしようもない意見が聞こえます。
 一人暮らしをしたら、友達や恋人を呼ぼうが家族の許可は一切不要!自分が思うままに予定を立て実行できることは、一人暮らしの特権でしょう。

②自立(自活)したい

実家にいるとなんとなく甘えが出てしまうもの。
掃除、洗濯、ごはんを家族(主に母)にやってもらうことが多いのではないでしょうか。
 一人暮らしの大変さは、自分を磨くことにもなります。確かに、お金を管理や自炊は大変ですが、掃除スキルや節約術を身に付けておけば、将来的に必ず役に立つといえます。

また、家事能力や生活力がある人は、異性のウケが良いです。合コンや飲み会で「実家住み」「一人暮らし」と答えた時の差は激しいものがあります。
 一人暮らしをすれば自然と家事能力などが磨かれるというイメージが強いためでしょう。異性からの評価もあがれば婚期が近くなるかもしれません。

③就職・転職・転勤のため

 年代が若いうちは、新卒で実家から離れた場所に就職することからやむを得ない一人暮らしがあります。また、就職後も地方に転勤したり転職したりすることから、一人暮らしの住居が変わることがあります。

☆その他理由

④自分だけの部屋がもてる(きれいな部屋に住みたい)
⑤夢や趣味・技術の追求ができる
⑥便利な場所で生活できる(都会に住みたい)
⑦経済的に可能だと思う
⑧仕事先が近い
⑨離婚したから
⑩進学のため

一人暮らしで困ることや不安内容トップ3

①経済的に厳しい

一人暮らしをはじめると、自由になる時間やお金が増える分、毎月かかる生活費のほか、休日に友達と遊ぶ時間や旅行に行く機会が増え、仕事帰りにも時間を気にせずに飲みに行くことが増えます。

また、趣味や買い物などの出費が重なると、気付けば貯金を切り崩して生活する事態に。

加えて、家賃のほか、生活するための食費や光熱費なども支払わないといけません。限られた収入の中で毎月の生活費を払うと、実家暮らしの人よりも、自由に使えるお金は少なくなります。

一人暮らしの初期費用には、まとまったお金がかかります。部屋を借りるために、家賃の約半年分がかかると言われており、さらに引っ越し代や必要最低限の家具や家電製品も必要になります。

②病気の時に不安

 一人暮らしの家には、誰も帰りを待ってくれる人がいません。仕事でクタクタになって帰宅した時「おかえり」と言ってくれたり、労いの言葉をかけてくれる人がいないため、自分で自分に「おかえり」という必要があります。
また、「誰かと話がしたい」と思っても、毎回仲の良い友達が来てくれるとは限りません。一人暮らしをはじめると、自由を手に入れられる半面、話し相手がいない寂しさを感じることも少なからずあるでしょう。

そんな中、どんなに健康な人でも、毎日健康で過ごせるとは限りません。急に風邪をひいたり、骨折して自由に動けなくなることもあります。

病気にかかった時、家に看病してくれる人が誰もいません。友達を呼んだとしても、必ずしもすぐに助けにきてくれるとは限りません。普段から健康管理に気を付けるだけではなく、薬や体温計などを買いそろえておくなどの対応も考えておく必要があります。

③家事が面倒

 一人暮らしをはじめたら、部屋の掃除を一人でやらないといけません。床だけならともかく、お風呂や洗面台といった水回りや目が届きにくい場所も、きちんと掃除しないと大変なことになります。一人暮らしをはじめたら、ゴミ出しも一人でやらないといけません。燃えるゴミや燃えないゴミ、資源ゴミなどゴミの分別は地域によって差があります。また、ゴミ出しの曜日も地域によって違いますので、ゴミ出しを忘れたり、曜日を間違えてしまうと、部屋の中がゴミ袋で溢れ、衛生的にもよくありません。

 また、好きなものを好きなだけ食べられます。自炊が面倒になってくることから、インスタント食品やファーストフードばかりを食べていると、肥満や生活習慣病などの可能性が広がります。健康のためにも、栄養バランスの取れた食事や野菜を多く取るなど、毎日の積み重ねがとても大切です。

☆その他理由

④災害や事故にあった時大変
⑤空き巣や強盗など防犯面が心配
⑥孤独
⑦会話がない
⑧一生一人暮らしかもという不安
⑨結婚・彼女ができるか不安
⑩忙しい
⑪郵便を受け取ってくれる人がいない

一人暮らしでの夜遊びについて

一人暮らしで家族の干渉を受けなくなった時、ついつい寝る間を惜しんで遊んでしまうことがあります。

社会人にとって「夜遊び」は物理的・精神的余裕のもと成り立つものであり、社会人のリアルなライフスタイルの調査が行われました。既婚者も含む2009年の古い調査内容になりますが、考察は以下の通りです。

【1】社会人が夜遊びをする頻度は週に1度未満だが、常連店をもつ人ほど夜遊びをする頻度が高くなる。
【2】夜遊び予算平均は「7,606円」で、ある程度の予算が確保されている。
【3】男性のうち、ひとりで夜遊びができない人の割合が高い(56%)。
【4】夜遊びをするときは、終電間際まで遊ぶ。

一人暮らしの理由には、友達と飲み屋に行ったり夜遊んだりできるがあります。ただ、この調査では夜遊びができない理由の1位が「お金がない」です。もし、一人暮らしで自由に遊べると考える中に飲み会などを入れているならば注意が必要でしょう。

まとめ

調査結果には、一人暮らしで困ることや不安内容はもちろん、一人暮らしに欠かせないツール・グッズ、いつも冷蔵庫に入っている食材・食品を切らさない理由などがまとめられています。
これから一人暮らしを始めようと考えている人はぜひ参考にしてください。

【一人暮らしに関する意識調査 概要】
◇調査期間
2018年1月26日〜1月29日
◇調査対象
日本国内全域の18歳以上の男女
◇対象層
①現在一人暮らしをしている 、②今後一人暮らしをしたい/予定がある                    47都道府県より、有効回収数合計2,800サンプル

※下記より詳細サイトに移動できます

https://www.zentaku.or.jp/news/2714/
https://www.zentaku.or.jp/research/questionnaire/

追加参考調査

●「一人暮らし」に関するアンケート 2016

http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2016/160209/

●63.3%が満足度アップ!一人暮らしのメリッ ト・デメリットを徹底調査!

https://ietty.me/magazine/hitorigurashi-merit/

●社会人7,831人に聞く「夜遊び」実態調査 ― 平均夜遊び予算は「7,606円」

http://blog.mapion.co.jp/release/2009/03/090323_12257.html

未分類の関連記事
  • 【速報】ふるさと納税訴訟 大阪・泉佐野市勝訴 制度から市除外を取り消し 最高裁判決(15:03) ★3 [孤高の旅人★]
  • 家庭用フラッシュ脱毛器についての質問
  • 一人暮らし意向者は100%!?一人暮らしをしたい理由とは
  • 今飲んでる酒とつまみ書いてけ
  • 【自炊】一ヶ月食費1万円に抑えたい 【栄養】
  • 【悲報】 モテる男の特徴に、お前らが全くカスッてない
おすすめの記事